関東って色んな神社や寺があるからどこに行けばいいか迷いますよね。
初詣って1番パワーありそうなので関東で初詣に行くべき神社・寺についてまとめました。
本記事では皆様の宗教・考えを否定するつもりは一切ありません。
どこに行ってどこにお参りしようが個人の自由だと思います。神社仏閣探しの参考にでもなれば嬉しいです。
初詣の由来について

なぜ初詣という文化が生まれたのか調べました。
年籠り(としごもり)の一部が残った説
年籠り…氏子の家長たちが大晦日の夕方から元日の朝にかけて氏神様のいる神社に籠り、新年の豊作や安全を夜通し祈る行事。
※氏子:地域に住む人々
氏神:その地域を守ってくださる神様
年籠りが除夜詣(夜)と元日詣(朝)の二つに分かれ、元日詣が初詣となって残ったという説です。
年籠り→除夜詣(大晦日)
↘元日詣(元日)→初詣
江戸時代は元日詣を「恵方詣」と呼び、その年の恵方の位置にある神社にお参りに行っていたという文化がありました。現代では恵方まで意識している人は中々いないですね。
ていうか初詣って「『〇〇できますように!』ってお祈りするんじゃなくて、一年の無事を報告するもの。」って教わりませんでした?
起源が新年の豊作と安全を願うものだとわかったので、全然願望を祈っても良さそうですね。
ではこれから関東の有名神社仏閣を紹介していきます!
①鶴岡八幡宮(神奈川)
御祭神…応神天皇、神功皇后、比売神の三柱
ご利益…勝負運、出世運、縁結び、安産
鶴岡八幡宮は強い龍脈の山に囲まれており、龍穴という大地の力がみなぎる場所に位置しているためパワーがあります。
また、源頼朝に縁がある武士の神様が祀られているため、女性より男性に効果があると言われています。勝負運と出世運はここから来てますね。
縁結びと安産は源頼朝とその奥さん北条雅子はおしどり夫婦で有名だったかららしいです。
②湯島天神(東京)
正式名称…湯島天満宮
御祭神…天之手力雄(あめのたぢからお)
菅原道真
ご利益…開運、勝運、くじ運
「学問の神様」である菅原道真を祀っていることで有名な湯島天神ですが、最初は天之手力雄だけを祀った神社だったんです。天之手力雄についての説明は以下の通りです。
天之手力雄についてざっくり説明
自分の不手際で人々に大迷惑をかけてしまった天照大神(太陽神)は、その責任感から天岩戸という洞窟に岩で蓋をして引きこもってしまいました。
太陽神が引きこもったことで世界は暗闇に包まれてしまいます。他の神々は天照大神に出てきてもらうため、洞窟の前で楽しそうな祭を開きます。
楽しそうな顔をしている皆を岩の隙間から見て外に出ようかなと思っていた所、天之手力雄が岩をどけて天照大神を皆の前に連れ出した。
天之手力雄はたくましく力持ちな神様です。なので湯島天神は開運、勝運、くじ運のご利益があるのです。
菅原道真についてなのですが、彼は人々が望んで祀られたわけではなく、祀らざるを得ない事情があったから祀られているのです。
菅原道真についてざっくり解説
道真は醍醐天皇の右腕にまでなりましたが、ライバルである左大臣の藤原時平に虚偽の告訴をされて福岡の太宰府に左遷され、福岡で生涯を終えました。
道真の死後、都に疫病が流行り、さらに天変地異が多発、道真に関係する人が次々に亡くなったことから、人々は菅原道真の呪いと恐れ、その怒りを鎮めようと全国各地に天満宮が建てられました。天災と結びつけられた道真は「天神」として祀られ、ついでに勉学に秀でたことから人々に学問の神様として信仰が広まりました。
実際に道真が亡くなった場所である、福岡の太宰府天満宮は特にパワーがあります。
道真は日本三大怨霊の一つです。怒らせたら手に負えなくなっちゃいましたね。
湯島天神といえば菅原道真!学問の神!ってイメージだったんですけど、そっち後付けなんですもんね…
ちょっと印象変わりましたね。
③増上寺(東京)
ご本尊…阿弥陀如来と南無阿弥陀仏
ご利益…勝負運、厄除け
徳川家が関ヶ原の戦いの前にお参りに来て、実際に勝利したことが由来となっています。
仏様の放つ光には空間的な限りがなく、寿命という時間的な限りもない為、
全ての人を本当の幸せにする真理を持つとされています。
んで、仏様って概念だから姿形が無いんですって。そこで、人間たちと直接関係を持てる立場になって人間を救う縁手掛かりを作ろうと顕現したのが阿弥陀如来のようです。
神と仏なんて比べるものじゃないのは承知ですが、仏のほうが概念に近いので私は仏の方が魅力的に感じますね。
④東京大神宮(東京)
御祭神
天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
豊受大神(とようけのおおかみ)
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
高御産巣日神(たかみむすびのかみ)
神産巣日神(かみむすびのかみ)
倭比賣(やまとひめのみこと)
の6体です。多いな!コスパ良いですね。
ご利益…家内安全、商売繁昌、厄除開運、良縁、交通安全、学業成就
江戸時代、人々は伊勢神宮(三重県)にお参りするのを夢見ていました。でも遠すぎるので、東京大神宮は伊勢神宮の出張所として建てられました。
ちょっと出張所的な扱いなのが個人的に引っ掛かりますねー
6体も祀られてますがちょっとありがたみ薄れちゃいました。
⑤伊勢山皇大神宮(神奈川)
御祭神…天照大神
ご利益…国土平安、五穀豊穣、生命力向上
なんかここだけご利益が壮大な気がしますね。
天照大神は日本列島を作ったイザナギの子(三貴子)の一人。他はツクヨミとスサノオ。
太陽神であり日本トップクラスの神なのですが、ちょっと不憫なイメージがあります。
天之手力雄の話にあった、責任感から洞窟に引きこもって世界から光をなくしたり、他の神話からも何回か表舞台から消されてる場面があります。
調べてたら天照大神はちょっと打たれ弱いような印象を持っちゃったのでここは私は行かないですね。
⑥神田神社(東京)
御祭神…
大己貴命(おおなむちのみこと)大国主の若いころ。
少彦名命(すくなひこなのみこと)恵比寿様でもある。
平将門命(たいらのまさかどのみこと)将軍、平将門が神格化された。
ご利益…
国土経営、夫婦和合、縁結び
商売繁昌、医薬健康、開運招福
除災厄除
神田神社は東京大空襲で生き残ったことで有名です。
この神社の見どころは平将門を祀っていることです。
彼は朝廷に反逆して、なし崩し的に逆賊となり独立国を建てたりしました。
でも平民に厳しい政策をしていた朝廷に逆らったことで民衆のヒーローとなった一面もあります。
将門の死後、首は京都に運ばれてさらし首にされました。現在は大手町に首を祀った首塚に葬られました。体はどこに葬られたか明らかになっていません。
鎌倉時代、この首塚の周囲で疫病や天変地異などが発生し、それが将門の怨霊によるたたりだと信じられたため、鎮魂のために神田明神に神様として祀られました。
平将門は日本三大怨霊の1体です。
⑦明治神宮(東京)
御祭神…明治天皇と昭憲皇太后(しょうけんこうたいごう)
明治天皇…近代日本の基礎を築いた天皇として知られ、国家の繁栄や平和を象徴する存在。
昭憲皇太后…教育や福祉活動に尽力した慈愛深い皇后で、家庭の平和や愛情に関する祈願の対象
ご利益…縁結び、家内安全、商売繁盛、学業成就
明治政府は新時代の日本に多大な功績を残した二人を称えたいと大正天皇に許可を得て明治神宮を作りました。
これまで紹介してきた神社たちより祀っている人物がイメージしやすいですね。
実際に初詣に行くなら増上寺か湯島天神!
個人的に増上寺の幸せへの概念というか考え方が好きですね。
あとあんまり占いとか神様とか信じていない私には寺の方が合っているように思います。
皆さんにおすすめなのは湯島天神だと思います。ご利益が開運、勝運、くじ運ってのが初詣にピッタリじゃありませんか?菅原道真はちょっと怖いですが、道真が実際に眠っているのは太宰府なので湯島なら大丈夫でしょう!
長々と書きましたが読んでいただきありがとうございます!
コメント