2024年も年末になりましたね。
年越しそばは何故年末に食べるのでしょうか?
どんな意味・願いが込められているのでしょうか?
年越しそばを食べるようになった由来

年末に食べるようになった理由は諸説ありますが大きく2つ説があります。
①江戸時代中期に食べられていた「晦日(みそか)蕎麦」
②江戸時代流行していた病気「脚気」に蕎麦が効くという噂があった。
晦日そばについて
三十日(みそか)蕎麦とも表記します。
今回調べて分かったのですが、年末を大晦日と言うのは月末を晦日と呼ぶからなんですね。
江戸時代、「月末に古いものを清めて新しい月を迎える」というゲン担ぎで毎月末にそばを食べるという習慣が商人の間で根付いていました。
それの年末だけが残り、年越しそばとなったという説です。
江戸時代流行していた「脚気」に蕎麦が効く?
当時「江戸患い」と言われていた「脚気(かっけ)」という病気があります。これはビタミンB類の不足が原因で罹るものです。
脚気は武士など位の高い人々が罹る病気でした。それは高い位の人々は雑穀を食べず、白米を食べていた為、穀物に含まれるビタミンB類が不足していたようです。
武士たちが江戸に来ると脚気を患い、地方の領土に戻ると治ることから「江戸患い」と呼ばれました。
また、当時は蕎麦をよく食べる人が脚気に罹りにくいという噂が広まった為、蕎麦ブームも起こったようです。
実際に蕎麦はビタミンB類の含有率が高いので当時の人の推理は当たっていました!
年越しそばに込められた願い
年越しそばに込められたゲン担ぎには以下のものがあります。
- 長寿、良縁の継続:蕎麦は細くて長い。長く元気に過ごせるように。
- 健康:蕎麦は悪天候に強い作物のため、丈夫に育つように。
- 災厄との縁切り:他の麺類より歯切れが良いため。
- 金運:金銀細工師が仕事でそば粉を使用していたため。
ざっくりとこんな感じですね。個人的な意見なのですが、「長い」「丈夫」の意味があるのに「縁切り」の意味があるのは変じゃないですか?
長いのかよ!切れるのかよ!どっちなんだい!って思います。
具材について
年越しそばに使われる具材にはそれぞれに意味があります。
- 海老:長寿
- 紅白かまぼこ:紅…魔除け、白…清浄
- 油揚げ:商売繁盛、五穀豊穣
- 鶏肉:新年を祝う
- 春菊:繁栄、繁盛
- 卵:商売繁盛、金運up
- ネギ:労をねぎらう
- 大根おろし:豊作
- 昆布:健康
- ニシン:子孫繁栄
ゲン担ぎが何個か重複していたので以下のように色を付けました。
赤…年越しそば本来に含まれている意味
黄色…繁盛
青…豊作
意味だけを考えるとかまぼこ、油揚げ、ネギ、昆布、ニシンだけで十分ですね。
つまらない蕎麦になっちゃいましたね。
エビが美味しいのに、別に無くても困らない程度の意味合いしかなかったのショックです…
まあ年越しそばなんてただのイベントですよね~
自分が楽しめる範囲で年末を満喫しましょう!
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